「女子トーク」をテーマにしたグループレッスンが開催されました。「女子トーク」と言われても「どんなレッスンだか想像がつかない」「何をするの?」と思う方いらっしゃいますよね。そこで、今回は第一回のレポートをお届けいたします。
講師は田中カヨさん。西原さつきが通っていた声優学校の先生です。
まずはウォームアップとして、参加された方のニックネームと、自身の悩みを一人ずつ声に出していきます。共通の悩みがとして「高い声を出したい」「どう話したらいいかわからない」といったっものが挙がりました。
声の高さに関しては、SNSなどの影響もあって話す機会が少なくなり、生まれながらの女の子でも声がどんどん低くなっているんだとか。声を出す筋力が弱いとうまく音が出せなくなる。そこで、鍛えたいと思ったらシンプルですがとにかくしゃべること大切。勝手に筋肉が育つことが理由だそうです。
ちなみに一番無理なく出せる高い声は、その人の「笑い声」とも、田中さんは言っていました。口角を上げると頭の共鳴腔が広がって、自然な高い音が出るようです。話しのコツは天気や季節の話題から入るのがいいみたいです。
とにかく「思ったこと」や「感じたこと」素直にを口に出しましょう。「相手を褒める」のも大事です。例えば「今日暑いね~」「あっ、そのバッグかわいーね」とか。共感も大事な要素で、なにか話されたら「わかる~」と相手が思ったことをわかっている姿勢を声に出すことが、女子トークの真髄のようです。
さらに、緊張をほぐすために「シアターゲーム」が始まりました。イスを丸く並べて「わたし、あなた」と相手に言葉をかけていきます。声を出すときは口角上げて、頭のてっぺんから相手に向かって声をぶつけるような感じで「あなた!」と声を出します。
続けていくとみなさん楽しくなってきた様子で、会場も温まってきました。先生によると、楽しくなると自然と上半身を使うようになって、声も高くなるようです。「声はリラックスしていないとうまく発声できない」らしく、楽しい気分になると自然とリラックスして狙い通りの声が出しやすくなるようです。
さらに安定して高い声を出すためにも「呼吸」が大切なので、ため息の練習もしました。ため息には3種類あって、頭のてっぺんに響くため息、眉間に響くため息、のどに響くため息です。まずは長いため息、リラックスしてはぁ~~~と長いため息を出していきます。特に頭のてっぺんに響くため息は「気持ちが良い」と好評でした。こんどはため息を短く、一瞬だけ吐きます。「ふっ」を頭のてっぺん、眉間、のどの三種類です。それから声をのせると高く安定した音が出せるようなります。
いろいろと教わったことを振り返りながら、またゲームで声を出し合います。最初は緊張されていた皆さんでしたが、最後には笑顔でいい声が出るようになっていました。
その中で運営部的に印象に残った言葉は「地声も好きになってほしい」と言われたことです。「地声が一番きれいに出せる音だから嫌いにならないで」田中先生は仰っていました。
頭のてっぺんに響かすようなため息をしながら地声を出すだけでも自然な高い声が出た、というコメントも多く、女子トークの奥深さをより体験できる一日となりました。参加者のみなさま、お疲れ様でした。またレポート書きますね!