「好き」と「なりたい」、「好き」と「似合う」は違う。

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乙女塾ではレッスンで「どんな人になりたいですか?」という質問をすることがあります。

皆さん「女の子になりたい」とか「とりあえずかわいく」「現実相応のおばさんに・・・」というところまではぎりぎり答えられるのですが、それ以上となると返答に詰まることが多いんです。

「芸能人やYouTuberとかよくわからない」「考えたことがなかった」というそこの貴方、この記事を読んでみてください。

好きを探そう

まず最初のステップは「好き」を探そうということです。

好きな人を模倣するところから全ては始まります。真似じゃないかって?最初からオリジナリティがきちんと発揮できる人はいません。それでいいのです。

例えば、Instagramのインフルエンサーでも芸能人でも誰でもいいんです。素敵だなと思った人を参考にしてください。

私の場合はスタート時点ではCancam系、美人百花系が好きでした。が、1年ぐらいして気づくんです。似合ってなかった(笑)。

「似合う」を探そう

次に「好き」を再現すると、必ずしも自分に合っているわけではないなということがわかると思います。

そのまま「好き」を貫くも道ですが、「似合う」方向性に行くのもありです。

Cancamを諦めた私は次にモード系、デザイナー系へ移りました。いわゆるコムデギャルソンとかそういう系統です。元から男性の時にそういう洋服を着ていたこともあって、男女が寄って統合したようなイメージです。ところが、そうした洋服は「黒い、中性的、複雑怪奇、独特」な感じです。

中でも落ち感やドレープがきいて、ぼろぼろに加工されたものが好きでした。しかし、またしても似合ってませんでした。なんで汚れた服を着ているの?と心配されたこともあります。よ、汚れ加工なんだが・・・。

でも、似合うだけでもつまらない。周りからは「ネギしょったおばちゃんがお似合い」というんだけどネギは別に10年後でも背負える。

そこで、好きの中から似合う洋服を探すようになりました。骨格診断まで行かなくてもスタイリングの勉強をしたのもそのあたりからです。

「なりたい」を探そう

最終的には「なりたい」を考えてみましょう。

「好き」なものと「なりたい」ものって違いませんか?

例えば、私はいわゆるたぬき顔とかモデル系の子が好きです。でも、絶対になれないし、自分がなりたい感じでもない。

なりたいのはおしゃれな感じの子やちょっとギャルっぽい子だったりまた違うイメージです。

恋愛対象が女性というMtFトランスジェンダーでも、恋愛対象と自分がなりたい女性像って必ずしも一致しないんじゃないでしょうか?

そこまで考えて、自分の中で「なりたい女性像」の解像度が上がった感じです。

今は「エレガンス&モード」をテーマに、普段は着ていて楽な中性的な服をレディース、メンズ問わず着ています。

実は開発メンバーと話していて彼女が同じような工程を歩んでいるのを見て、書いてみました。

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