16日、スポーツ・オブ・ハートは2019年のノーマライズ駅伝などの発表会を行った。今年からLGBT枠なるものが登場し、トランスジェンダーが多数参加するというので行ってきたぞ。
どんなイベント?
このイベントはパラリンピアンの呼びかけによって障碍者の有無、国籍、性別、人種などの枠を超えてノーマライゼーションを輪を広げるというもの。
アトラクション、陸上教室、企業ブース、ファッションショー、音楽ライブなどがある3日間のイベントだ。特にLGBT、障がい者などいろんな人たちがタスキをつないで駅伝を行う「ノーマライズ駅伝」が話題。
普通こうした場合、LGBTチーム、障がい者チームとかに分けてしまいがちだが、全てのチームに車椅子の方、トランスの方がいるようにメンバーを振り分けているのが特徴。
一人当たり1~2kmの区間を走りタスキをつないでいき、最後はアスリートのマラソンランナーがアンカーを務める。 今年は東京と大分で開催される。
また、東京ではLGBTの活動に積極的な渋谷区が共催を行っている。
だれがでるの?
マラソンランナーではシドニーオリンピックの金メダリスト高橋尚子さんらが走る予定だ。
我々の注目はLGBT枠だろう。 ミスインターナショナルクィーン2019日本大会より優勝者のvanさん、2位の白鳥由美子さん、3位の朝比奈輝空さんがランナーとして走るという。
また、記者会見の会話の中で昨年SRSを受け女性になったことをカミングアウトしたGENKINGさん、ミスインターナショナルクィーン2009年大会優勝のはるな愛さんも走ることが急遽決定した。
車椅子ランナーのすごさ
会見で目を引いたのは車椅子ランナーのすごさだ。競技用車いすを渋谷区長などが体験試乗したが時速13km程度が関の山、はるな愛さんは6kmであった。
プロの車椅子ランナーである廣道純によると最高で時速45km、大会のような道路でも30km平均で走るという。
上半身の洋服を脱いだ姿はまさに筋肉番付!!
SNSでタスキリレーも
なお、フェイスブック、インスタグラムと連動しつながるタスキリレーという企画を実施、参加者がSNSでの投稿を通じて大会を盛り上げていくという。
2019年大会は、東京(恵比寿)と大分2都市で開催され来場者は10万人を見込む。来年の東京五輪、今年のラグビーワールドカップでスポーツの祭典が多い中で、こうしたイベントが各地であることでLGBTの盛り上がりの輪が広がっているのかもしれない。
▽スポーツオブハート2019概要
会期:
東京 9月27日(金)・28日(土)・29日(日)
大分 10月11日(金)・12日(土)・13日(日)
時間:
午前10時~午後8時(予定)
公式ホームページ: