2020年にカルバンクラインのモデルに黒人のトランス女性として初めて起用されたジャリ・ジョーンズをご存じでしょうか?今、アメリカで最も注目されているLGBTQ+の1人です。
ジャリ・ジョーンズははじめてカンヌ映画祭に発表をした黒人のトランスジェンダーです。映画を作るだけでなく、自らモデル、LGBT活動家としても動いています。
彼女がすごいのは多様性の塊であることです。
・有色人種
・ふくよかな体重
・トランスジェンダー女性
・レズビアン
“分類わけ”をすると4つのマイノリティにあてはまるからです。また、彼女のコーリー・ケンプスター(Corey Kempster)もトランスジェンダー女性です。
恋人のコーリーとは大学時代、お互い男性同士の時に知り合ったといいます。親友同士としてであった2人は後に恋人となり女性同士のカップルになりました。
例えばコーリーは大学時代から性別違和を感じていた者の2017年頃からトランスを開始したといいます。今では2人はカップルとして出演することも多いです。
Say “ I love you “ without conditions.
Say forever without expectations.
Say commitment without ownership.
.
.
4 years and still finding ways to understand deeper , to grow bigger and love harder.
.
.
7/19 ❤️!!!Happy Anniversary!!#powercouple #t4t #QueerLove #transisbeautiful pic.twitter.com/BFwv5PPx9R— Jari Jones (@IAmJariJones) July 20, 2020
すでにジャリはアメリカでは『The New York Times』『Teen Vogue』などのメディアで取り上げられ、今はテレビ、映画を主戦場としています。
バークロフトTVによると、それまでアメリカでは背が高く細く白人であることが基準でしたが、それらの価値観を打ち破り「私は、みんなが持っていなかった表現であり続けたいと思います。」 と語っています。彼女は「自分自身、私のコミュニティ、私のパートナー、そして私の身体をほめたたえています」とも。
日本のトランスジェンダーと言えば少し前までいくつかのステレオタイプがありました。お笑い役、恋愛に長けてトークに長ける、女性以上に美に気を使うなどです。2021年になって変化の兆しは見受けられますが、日本でもジャリのような存在は登場するのでしょうか?