私事ですが先日おでこの植毛2回目を行いました。
私が植毛をお願いしているのはヨコ美会の今川院長です。実は最初にカウンセリングにいったのは7、8年前のことでした。長い付き合いをいただけたこともあり、先生にお願いして何本か取材動画を撮りました。今回はそこからピックアップして記事でお届けします。
はげていない人が植毛手術を受ける理由
植毛というとAGAで髪の毛を失ったおじさんが受ける手術と思うかもしれません。私もそう思っていました。しかし、待合室にいる人たち、髪の毛があるんですよね。
実際にはそうではない方々も多く植毛の診察を受けていることは行かなければわからないと思います。
私は生まれつきおでこの生え際が広く、さらにベジータっぽい剃り込みがあったのでそこを埋めました。本当はおでこも2cmぐらい前に持ってきたかったのですが毛が足りませんでした。(詳しくは私の髪の秘密教えます。(M字禿との格闘編)を読んでください)
禿げたわけでなくて元からないところに埋める、先生は「ファッション植毛」とおっしゃっていました。これまでにFtMトランスジェンダーの方に髭を作るとか、髪の毛以外の植毛もしてきたといいます。
男女問わず生え際は剃り込みが入る
MtF、トランスジェンダーに限らず若い女性でも受けることが多いのが生え際の植毛です。その理由は(生え際の)形です。
おでこを出している女の人で可愛いな、と思う人は生え際が丸い形をしています。憧れますよね。ところが先生によると「女性でも丸いおでこをしているのは5人から10人に1人ぐらいなもの」、男女問わず成長期になるとおでこの形は変わっていき剃り込みが入るのが普通だと言います。
その第二次性徴に伴った変化を「禿げた」と勘違いして受診する人が多いそうです。先生によると「AGAではない人が受診を受けに来ることが多い」とも。
つまり、上記画像のCurved Foreheadに憧れるけどそれは非常に少ない例だ、ということなんです。
確かに乙女塾の生徒さんでも髪の毛があるのにAGAの治療を受けている、とか気にしているという人がいます。むしろおでこ5cmとか狭いのに!!と思う場合もあるほどです。
それだけ剃り込みが与える恐怖というのは大きいのだと思います(でも、おでこって狭くても男っぽくなってしまいます)。もう1つは女性ホルモンで髪の毛が女性らしくなったことで太さや固さがなくなって薄くなった!と勘違いするケースです。気になったらまずは病院へ行ってみてください。
慶應義塾大学医学部卒。1985年より世界トップレベルの毛髪治療専門クリニックである横美会院長兼理事長を務める。今川院長は多くの書籍・医学論文を執筆、アメリカ毛髪外科専門医制度 ABHRSに 日本人で初めて認定された。