トランスジェンダー女性の女性ホルモン治療でよく言われる副作用の1つが「太る」ことです。

ただ、エビデンスを日本語で見つけることは難しく、当事者の間で言われている噂みたいな話でもありました。
今回は海外の論文から「トランスジェンダー女性が太るのか?」をご紹介します。
2023年の論文「The Impact of Gender-Affirming Hormone Therapy on Physical Performance」によると、非アスリートのトランス女性の場合には、ホルモン治療によって筋肉が脂肪に置き換わり、12か月後に体脂肪量+約30%、筋量−約5%が平均的と総括しています。とてもインパクトのある数字だと思います。
つまり、体重・BMIが増加するということになります。
2020年の論文「Effects of gender affirming hormone therapy on body mass index in transgender individuals: A longitudinal cohort study」でも、トランス女性はBMIが有意に上昇したと記載があります。なお、トランス男性ではそのような変化がなかったとも記載があります。
つまり、「トランスジェンダー女性は明確に太りやすくなる!」ということです。
問題点は2つあります。
1つはレディースの洋服のサイズが元々限定的な人が多いのにより入らなくなること。
もう1つは内臓脂肪が増えたというデータ(Change in Visceral Fat and Total Body Fat and the Effect on Cardiometabolic Risk Factors During Transgender Hormone Therapyより)もあるということです。健康に気を付ける必要がありそうです。
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