今や日本、フランス、アメリカの化粧品だけでなく韓国、中国、タイといったアジア諸国のコスメも日本では人気が定着しています。
とりわけ、価格が安く、人気のK-POPアイドルにも使われている韓国コスメはもドラッグストアでも大きな面積を占めています。
でも、海外のコスメは本当に安全?信用に足るのか?と思う人もいるでしょう。簡単に解説していきます。

成分にはめちゃめちゃうるさい
韓国は成分にはめちゃめちゃうるさいです。日本のコスメはどっちかというと「女の子は気持ちが大事」という感覚でアピールしてきたと思っていて、モテるとか透明感とか抜け感とかだれだれが使っているとかそういうワード勝負なところがあったと思っています。
一方で韓国はそうしった感覚的なものに加えて、成分にうるさくて、韓国の@COSMEのようなサイトでは化粧品ごとに成分が安全なのかの指標が記載されています。日本では、未だにそういうサイトは少ないので論理派の一面があります。
とりわけスキンケアが充実しており、自然由来の成分も多く配合されています。CICAで話題になったツボクサエキスなどはその代表例でしょうか。
ファンデーションは白い、アイシャドウは淡い
韓国コスメの多くがファンデーションは全体的に明るく(白く)、暗い色でもかなり明るいです。
また、アイシャドウは全体的にその白い肌に淡いグラデーションを載せるイメージなので非常に淡いです。ですので、肌が暗い方とかノンホルモンでスキンケアをしていないとかだとつけたかあまりわからないことがあります。
中国のコスメが発色が良いので、対照的と言えます。一方で、日本のコスメも今はそうした影響を受けて、ファンデーションは明るく、アイシャドウは淡いというトレンドになっているので、今では韓国というよりはトレンドという捉え方をした方が良いかと思います。
色が豊富
韓国のコスメはとにかく色数が多いです。パレットに入っている色数も多いし(アイシャドウなら6とか10色とかがザラ)、商品の色展開もとても多いです。
だから、自分だけのとっておきが見つかると唯一無二だし、それを多いバリエーションから探すのが楽しくなります。
圧倒的にリーズナブル
韓国のコスメがここまで波及した理由はとにかく安いことがあげられます。
スキンケアにしてもメイクにしても同じような日本やフランスのアイテムと比べて安く、コストパフォーマンスが高いことが人気の理由になりました。
しかも、Qoo10などのECサイトでは期間限定で割引が入ります。日本の化粧品は割引販売が基本ないので、お買い得だからついでに買っておこうとか、買ったらプレゼントでおまけがたくさんついてきたというのが入りやすさにつながっています。
パッケージが可愛い
韓国コスメはパッケージにこだわっていて可愛いものが多いです。中国はアート的に優れたパッケージが多く、韓国の場合はPOPに可愛いもの、オシャレに感じるものが多い印象です。
この点はどの国でも頑張っていると思います。化粧品には官能評価という項目があり、使用感だけでなく「外観、色調、香り、味、音」なども評価ポイントになりますので、外観は大事だったりします。
競争が苛烈
韓国はその国の人口に比べて、ブランド数がかなり多いです。ブランド数が増える理由は通販が主体で、リアル店舗を持たないブランドが多いことがあげられます。
店舗がいらないので参入障壁が下がります。一方で、韓国ではコンビニのように見かける化粧品専門店(オリーブヤング)で取り上げられるか否かや、ネットを通じたシェア争いの競争が苛烈になります。
それが価格や質、新たな独創的なアイテムとして反映されています。
韓国発でヒットした代表的なアイテムには、クッションファンデーションがあります。なので、フランスなどの高級ブランドのクッションファンデも多くは韓国へのOEMでした。
また、ドイツで医療用に使われていたBBクリームを化粧品として大々的にフューチャーしたのも韓国でした。
こうなると、日本のブランドが何を優れているんだろうと思う方もいると思います。今度は我が日本の化粧品の優れたところも紹介したいと思います。
