膣洗浄シャワーヘッド「ラブリィS」が生産停止

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SRS後のトランス女性を悩ませる最大の壁がダイレーションです。

術後直後のうちは1日2回ほどダイレーションを行う必要があり、3〜4時間をダイレーションにとられます。数か月を過ぎますと回数は減らせますが、一生0にすることはできません。膣を保持するためにダイレーションを行う必要があります。

そして、膣を清潔に保つために、シャワーヘッドを交換するタイプの「膣洗浄シャワーヘッド(ラブリィS)」という洗浄器具があります。造膣された内部は洗浄しにくく、またトランス女性の場合は自浄作用がないためしっかり洗わないと匂いが気になってしまいます。

ところが、この膣洗浄機「ラブリィS」の見た目がネット上で炎上?(調査中)そして、これに対しメーカーは生産停止を決定したという悲しいお知らせが入っています。

タイSRSガイドセンターの公式通販サイトによると
「※本製品の外観に関する心無いコメントが相次いだため、本製品の製造元は次回製産を一切行わない事を決定しました。そのため、本製品は現在庫を持ちまして廃番(生産終了)となり、弊社サイトでの取り扱いも終了とさせて頂きます。長年のご愛顧、誠に感謝申し上げます」

として、すでに売り切れになっています。

タイSRSガイドセンターの加地茜さんに話を聞くと「1年ほど前になりますが、製品の状態で心ないコメントがあったり、生産者が高齢ということもあって生産終了しております。」

気になる商品の批判については、「一品一品、手作りで製産されていたものなので、今の日本人の感覚には合わないかもしれません」とクオリティ面でピカピカで傷1つないものを想定している中で、そうではないことに対しての反対意見に心を痛めたそうです。

一部アウトレット商品は今でも在庫があるそう。「弊社タイSRSガイドセンター」をご利用頂いた方のみに特別価格でご提供しております(在庫限り)としています。

これはSRS済のトランス女性にとっては大きな問題と言えるでしょう。新たな生産の担い手が登場することを祈るばかりです。

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