激似と噂の毛穴パテ職人の乾燥防止下地とクレ・ド・ポーの下地比べてみた

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SNSで今年話題になった下地があります。

サナの毛穴パテ職人 乾燥防止下地です。

資生堂の最高級ライン クレ・ド・ポーのヴォワールコレクチュールnに似ている、なのに定価が1/6程度(1,320円)ということがバズった理由です。

サナといえばメイクアップブランドの「エクセル」や「サナ」が有名で「毛穴パテ職人」は長年続く割には地味です。ただ、カバー力があるアイテムが多く値段も手ごろなことから女装する人やカバー力を求めるトランスジェンダーには長年おススメしてきました。

そこで2つを比較してガチ検証してみました。

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短い文章でサクッと見たい方はXでの投稿をご覧ください。

ヴォワールコレクチュールnって?

ヴォワールコレクチュールn(写真右側)は私が10年以上1軍として使ってきた唯一の下地です。メイクに詳しくない人には「癖のない高級車」という例えをしていますが、

・カバー力がほどほど
・保湿
・トーンアップ(ピンク味あり)
・毛穴をほどほど隠す

つまり秋冬に欲しいものが全部まぁまあ入っているというオールマイティーな下地です。

「n」が一番最後についたのは数年前にリニューアルをしたからです。それまではマットな質感でしたが少しツヤがでるようになりました。

毛穴パテ職人 乾燥防止下地って

パッケージには毛穴パテ職人 乾燥・毛穴崩れ防止下地とありますが、正式名称は「乾燥防止下地」のようです。

こちらも機能は似ています。
・カバー力あり
・保湿
・トーンアップ
・毛穴をほどほど隠す

クレ・ド・ポーのヴォワールコレクチュールnとは成分が約15個同じということのようです。

ちなみに下北沢のドン・キホーテではさらにお得に700円以下で買えます…。

どこが違う?

違いは2つです。

1つ目は色です。クレ・ド・ポーはピンク味のあるアイボリーっぽい色ですが、毛穴パテ職人は若干黄味がありベージュ寄りです。

右側がヴォワールコレクチュワールn、左側が毛穴パテ職人です。

もう1つが厚みです。左側のが少しもったりしているのがわかりますでしょうか?

ヴォワールコレクチュールnは伸ばしやすく、一方で毛穴パテ職人は少しクリームっぽいといいますか重み・厚みがあります。

写真は毛穴パテ職人の方です。

実際塗り比べると、ヴォワールコレクチュールは伸ばしやすく、毛穴パテ職人はちりめんジワなどに入ってしまいます。

右側がヴォワールコレクチュワールn、左側が毛穴パテ職人です。

この重み・厚みが鬼門です。MtFトランスジェンダーやメイク初心者さんの女性が来店した時にメイクで嫌なことにあげるのが、「ファンデや下地を塗ったら何か汚く見えるのでメイクは薄くしたい」という「過去の失敗談」につながるんですね。

みんな鏡を食い入るようにかなり細かく見ているんです。

なので向いているのは「カバー力を求める人」「肌に張りがありシワのない若い人」といった形です。

もちろん、保湿・毛穴タイプなので皮脂崩れ防止、テカリ防止が好きな人には向きません。

毛穴パテ職人 乾燥・毛穴崩れ防止ずばり買いなの?

実際メイクをする人は細かい角質やシワに入ってしまうのはある程度仕方のないこととして受け入れていることが多いんです。これは価格が高い下地でも肌コンディションがよほどよくないと比較的起こってしまうことです。

実際塗ってみましょう。

実際に右手に塗りたくってみました。少し白いのがわかりますか?コジワにも入ってしまっていますが、写真だと見えないですよね?

他人から見ればそんなものなのです。

ランチと同じような価格(700円以下)で買えますし、試す価値はあると思います。

一方で、細かいところを煮詰めたいという玄人志向の方はやはり国内最高峰のクレ・ド・ポーです。私が自分自身のメイクで10年以上下地1軍(だいたい3つを常に持っている)に入り続けている下地はクレ・ド・ポーしかありません。

もちろんメイクレッスンでは両方とも高い確率で持って行っていますので、テストしたい方はおっしゃってくださいね。

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