オープンチャット「乙女塾の放課後」についてのお願い Part2

  • 乙女塾運営部
  • photo by

    乙女塾

いつも乙女塾をご利用いただき、誠にありがとうございます。乙女塾ではLINEオープンチャット機能を利用したオンラインコミュニティルーム「乙女塾の放課後」を運営しております。今回はそちらに関するお願いです。

ありがたいことにオープンチャットへの参加は100名を超えて、美容、病院、ホルモン、日常生活の困りごと、時事問題などに関する様々な話題についての意見交換の場として連日賑わっている様子が伝わって参ります。

しかし、当事者やALLYの方だとしてもそのことに関する知識や、同じ立場の仲間同士を思いやれるかは別問題です。そこで、以前に一度注意事項を記載させていただきました。

今回もオープンチャットを楽しむうえで、大事なことを4つ挙げさせていただきます。

同じ当事者であっても考えも同じであるとは限らない

MtFトランスジェンダー、トランス女性、GID、MtX、女装される方、Vtuberなどが中心となってご利用されており、これだけ多様な方が共存するコミュニティも多くはありません。

理想は当事者同士での世間話や情報交換がおこなえることですが、相手も自分と同じ考えであるとは“同じ当事者であったとしても”限りません。

そのため、トランス女性とはこうである、〇〇なトランス女性は信じられない、といった価値観の押し付けは相手を傷つける場合が充分にあるため気を付けましょう。

×例:MtFトランスジェンダーなのに婚姻歴があるとはおかしい。
×例:トランス女性はホルモン注射を毎日おこなうべきである。

自分の意見を持つことは問題ありませんが、それを他人に対して押し付けることは暴力と同じです。互いの考え方を尊重しましょう。

専門用語は調べてみよう

同じ、当事者同士であってもMtFトランスジェンダー、トランス女性、シス女性といった単語を知らない方々も少なくありません。しかし、知らないならばgoogleなどの検索エンジンで調べてみましょう。知らないことで、不用意な発言をして相手を傷つけてしまうこともあります。

△例:トランス女性ってなに?

相手に共感をしてみよう

オープンチャットではそれぞれのお悩みの相談が多いです。自分の経験談や知識を伝えるのは大切なことですが、その前に一言「わかります」「自分も経験があります」と共感する姿勢は大切です。人は自分の話を聞いてくれた相手に心を開きやすくなります。まずはじっくり傾聴を心がけましょう。

△例:靴のサイズが困りますよね…。→私は26.5cmです。

◯例:靴のサイズが困りますよね…。→わかります。私も26.5cmと大きいです。普段はどちらで買われてますか?

マウントにならないか気を付けよう

知らず知らずのうちにマウンティングを取ってしまい、相手が傷ついてしまう場合があります。相手の立場に立ってみて、その発言で嫌な思いをしないか想像してみましょう。

×例:女性ホルモンで胸がBカップになりました。→私はFカップですよ。

アドバイスや秘訣を一緒に送ってあげるだけで、同じFカップになったことを伝えるとしても印象が変わってきます。

◯例:女性ホルモンで胸がBカップになりました。→順調ですね!何か意識されていることはありますか?ちなみに私は◯◯◯を試したらFカップまで大きくなりました。

まとめ

トランス移行期は毎日変化の連続です。自身のことで心の余裕が無くなってしまい物事の視野が狭くなってしまう傾向があります。「こんなにツラいのに」「自分だけが大変な思いをしている」と感じやすい方もいらっしゃいます。ですが社会には同じ仲間にも味方にも、またはライバルにさえなってくれない人もいます。せめて、このオープンチャット「乙女塾の放課後」ではお互いを思いやれるよう投稿前に「相手がどう思うか?」一拍考えてみてください。

オープンチャットはとても盛り上がってきていて、運営部としても嬉しく感じています。そして今後もご利用いただくしていくために、皆さまの間でも少しだけ相手のことを想っていただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

 

それでも交流って難しい……と、思われた方は「女子トーククラス」にてお待ちしております!

乙女塾運営部 の記事

乙女塾運営部 の他の記事はこちらから

RECOMMENDED

乙女塾のメンバーのオススメ。読んでね!

top