GID学会に行ってきた(1日目編)

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    乙女塾

3月16日(土)、17日(日)に沖縄・那覇にて行われたGID学会へ行ってまいりました。

私が沖縄にとんだ理由

私は「教育系コーディネーター」というGID学会の資格を持っています。資格には更新が必要で出席はある程度きちんとしなければいけません。

ただ、どうしても開催日が土日ということで乙女塾と被って、お休みすることもあります。過去にはGID学会で発表もしておりますが、コロナ禍の間はなくなったり、オンライン開催だったり…。

今年は思い立って行こう(というか行かざるを得ない)となったわけです。

「教育系コーディネーター」の記事はこちらをご覧ください。

いざ初めての沖縄!

場所は沖縄・那覇の看護研修センターというところで、首里城の比較的近くという情報しかありませんでした。実は沖縄はじめてです。

早朝の羽田から飛行機にのって着いたのがお昼前。

素晴らしいことにメイクレッスンでは沖縄から来られるお客様も何名かいらっしゃるのですが、事前に情報を頂き空港で「大人気弁当」の大東寿司をゲット。写真では残り4つありますが、前の人が3つ買って行ったので最後の1つでした。人気すごすぎ!

(時間的にキックオフ的に行われる「当事者交流会」参加は難しかったので、)ホテルに荷物を置いてから友達と合流後、お昼まで少し観光をしました。

福州園にきました。これは福州の伝統的な庭園を模したものでいわゆる中華系の庭園になります。

友達が琉装するというのでカメラマンを務めました。

街中にシーサーがいる!!

沖縄にいるんだな、としみじみ感じました。

いざ、GID学会会場入り

13時頃に学会の会場入り。タクシーで向かいました。那覇市内から1000円強ぐらいでしょうか。集団で移動すればそこまで負担はありませんでした。

看板前でパシャリ。なお、会場内は撮影不可ですので、以降はwebのスクリーンショットが中心になります。

プログラムが公開されていますので、それに沿う形でレポートをしていきます。(ネタバレの都合、深くは記載致しません)

GID学会の楽しみ方(1日目編)

こちらが1日目(16日)のプログラム・日程表です。

学会は基本的に2日間のフェス形式で行われます。つまり、会場が5か所あります。自分でお目当てのバンドじゃなかった・・・発表者の演題(スピーチ)を見るという形です。

学会と名を打たれていますが、もともとは当事者と協力的な先生による手術の交流から始まったと言われています。医師が多いもののGID医療の現場だけでなく、学校教育、法律、当事者団体、美容整形、メンタル、声など内容は何でもありで、医療関係者だけの会ではなくなっています。

一般演題というのは、大まかなテーマに基づいて会員から広く演題を募集し当選した演者は1人10分でスピーチ、質疑応答をするというものです。ですから、60分の枠で4-6人ぐらいが次々と演じていきます。

今年目立ったテーマとしては、やはり裁判が多く行われたことにより、「法律」、「学校教育(ユース年代)」、「発達障害」「トランスヘイト」といったあたりのテーマが多く見られました。

渡航前に、友達や知り合いとカフェで「どこを見に行く?」「これ面白そう」なんて話し合うのですが、それはフェス形式の醍醐味と言いますか。

フェス形式の残念なところはどうしても同じ時間に見たいものがかぶること、そして全員が同じものを見たいわけではないことです。ですので、お互い悩みに悩みました。そして、会場内では、別れてソロプレイで聞きたい会場に聴講へ行きます。

個人的な1日目の見どころ(発達障害)

乙女塾としては、やはり「発達障害との併存」が一般演題を含め複数の演者によって語られるなど、メンタル、発達障害領域にGID学会がかなり接近したことはとても喜ばしいと同時に驚きがありました。

論文にしているわけではないのでエビデンスレベルが高いわけではございませんが、私たち当事者から見ても関連性を感じて取り組みを進めてきたからです。

過去にも何度か発達障害のサポート会社とはやり取りをさせていただいていました。第一回の記事は以下になります。

懇親会もあるよ!

1日の終わりは懇親会があります。

18時から20時までなのですが、何と今回事前参加途中で予定人数が超えてしまい、私の友だちや知り合いが多数参加できずといった状況でした。彼ら・彼女らは沖縄の街でそれぞれ小さいグループで飲んだようです。お話できず、とても残念でした。

それでも、懇親会では食事がふるまわれ、はじめてあった人、久しぶりに会った人などと会話は弾みます。場所が、沖縄ということもあり琉球舞踏が披露されました。

実は、乙女塾からも生徒さんなどメイクレッスンでお世話になっている方、ほかの当事者支援団体の方などがいらしていました。場所が沖縄なのが不思議な感じ。

こういう会は得てして押すものです。そして、医療関係者はみんなタフ!!尽きない盛り上がりを後目に、私はあぶれてしまった友達と夕食をとるため、少し早めに会場を後にして国際通りへ向かいました。

国際通りで夕食

せっかく沖縄に来たのだから、「沖縄料理が食べたい!」ということでゴーヤチャンプルーや海ぶどうが食べられる沖縄料理店へ。東京でも沖縄料理店はありますが、やっぱり本場は安い・早い・おいしいと3拍子揃っていました。

 沖縄料理やっぱり好きです。

「なお」という看板、ちょっとひかれましたが、もう飲みに行く気力なし・・・。

この時間ですと、シーサーもライトアップされていました。

学会のドレスコード。スーツじゃないとダメ?

学会というと参加するか悩む人の中で「Tシャツでいっていいのかな?」とか「スーツじゃないとだめなのか?」とドレスコードに悩む方の意見を多く聞きました。

この日の私は、古伊万里から着想を得た花柄エンボス加工のデニムパンツというカジュアルな恰好でした。伊万里は佐賀県の焼き物ですから、同じ九州・沖縄という地域性を汲みました。

tops:EBONY
bottoms:mame kurogouchi
sneaker:SALOMON
bag:Balenciaga

沖縄は当日30度近い気温で汗だくに。一般人としての参加(医者ではない)でしたし、ある程度ラフで問題はなかったです。

会場内では冷房も聞いていますし、スーツの方も多くなります。

写真の通り、上に羽織りをしたり、ニットを着ることで対応しました。一方で、当事者はTシャツなどやはりラフな格好の方が多く、少し安心しました。なので、「みんな身なりを着にせず学会に来るといいよ!」といいたいです。

何故ならとても楽しいからです。興味のある事柄を大人になって学ぶのはとても素敵なことだと思っています。なんで、子供の頃は勉強嫌いだった人、今こそレッスンです。乙女塾にも来てくださるとうれしいです(笑)。

深夜にホテルに戻って即就寝。何故なら2日目は9時から開始なので、8時には出ないといけないからです。職業柄、朝早くは起きません。ムリ…( ;∀;)。

おやすみなさい・・・。

(2,3日目に続く)

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