ジェンダーアイデンティティの違和感に気が付いたとき、まず何を始めますか?例えば……
・髭脱毛をする
・髪の毛を伸ばす
・レディースの服を着てみる
・メイクをしてみる
・女性らしい声を出そうとする
・女性らしい仕草をしてみる
このようなことが考えつきますよね。ですが、これらは声を含め広い意味でのルッキズム(見た目)のはなしです。
どうしても性別移行をする者にとって、見た目の問題は気になります。ですが男性と女性の違いって見た目の違いだけなんでしょうか?ちょっと違いますよね。
そこで重要になってくるのが「中身」です。そして当然、女性にも中身(パーソナルな部分)があります。そしてこの中身は十人十色、100人100様ななのだと思います。
もし「女性とは一様にこういう人だ」と決めつけてしまうと、私の女性の友だちや知り合いには「違う」って否定されます。
ただそれ承知の上で、どのような方が多いかと考えてみると、次のような人が多い気がします。
・共感力がある
・コミュニケーション能力がある
・感受性が高い
・他人のケアができる(思いやったり、見守ったりする力)
まだまだ社会的には、女子会といわれるようなコミュニケーションの場があったり、共感して助け合ったり、子育てや介護が求められ、そのスキルが高い人が多いのです。
皆さんは、その輪の中に入るイメージがわきますか?
あなたは、道で泣いている子どもをみかけたら、視線を相手にあわせて耳を傾け、ケアすることができますか?
自分の見た目が気になってしまい、周りのことが見えていない、そんな女性になっていませんか?
もちろん女性の中にも「共感力なんて無いわ」「連れだってトイレいくなんてしないもん」って人もいます。だからこれらはマストではないです。
ただ考えて欲しいのは、女性として生活をするということは、見た目だけだけじゃなく、そもそも中身も女性であらねば意味が無いということだと思っています。そして、その人らしい女性像を模索する必要があるんです。
中身は磨けば磨くほど、外見にも現れます。
この記事を何かのヒントに、あなたらしい女性像について考えてみるきっかけになれれば嬉しいです。