あなたは「美人」にどんなイメージを持っていますか?
肌がきれいだったり、血色がよく健康的だったり、ポジティブなイメージを感じるものでしょうか。 それとも宝石のように光を浴びて、「人の目をひきつける魅力」をもつ人でしょうか?
その一方で、日本人の傾向のひとつに「目立ちたくない」という思いもよくあります。 メイクで「こんな派手な色を自分がつけるのは怖い」「キラキラ、ギラギラしたものはつけるのは抵抗がある」と思ったことはありませんか?
実は、思い切って「キラキラ」「ギラギラ」を味方につけることで、あなたのメイクをより女性的なイメージに近づけることができるのです。
この記事では、敬遠しがちだった「輝くメイク」を試せる第一歩をご紹介します。
輝く「キラキラ」で女性らしさ磨きをかけよう
MtFトランスジェンダーに限らず、一般的な女性も含めて「目立たず集団に溶け込みたい」「どこにでもにいるおばさんになりたい」という方がたいへん多くいらっしゃいます。 おそらく今までの経験された「悪目立ちしたくない」という思いから、派手な色やラメやグリッターのようなキラキラ、ギラギラをメイクに取り入れることに抵抗感が生まれがちです。
メイクのラメひとつとってもそういった不安があるなら、当然お顔だけでなく靴やカバン、アクセサリーなど「身につけるもの」も同じように、無意識に避けてしまっていることも。そうした「金属っぽいもの、光を反射するもの」を選ぶのも抵抗があることでしょう。ところが、これでは時にとても地味で暗い印象につながってしまいます。
こういった時に、道ゆく女性をふと見てみると、ハッとする「気づき」があるものです。 じっと凝視するまでもなく、ぶつからないようにすれ違うほんの一瞬でも、キラキラには自然と視線が引き寄せられます。 私の経験上でも、靴、カバン、アクセサリーやヘアアクセサリーなどでどこかしらに「キラキラ・ギラギラ」したものを身につけた方が多くいらっしゃいます。
その反面、参考にしてほしくない場面もあります。 それは「通勤時間帯の電車のホーム」です。年齢性別を問わず、黒、グレー、ネイビー、よくてベージュ、ブラウン、ホワイトしかなく、「よくいえば無難でマイナスが少ない、悪くいえば地味で暗い印象」でみんな同じように見えてしまうのです。
「地味で目立たない」の落とし穴と「輝きを味方につける」意外なメリット
日常生活では見落としがちですが、実は似通っているということは、それだけ小さな違いが目立ちやすくなってしまうものです。 つまり「目立たないように、似通った姿になる」はずが「かえって小さな違いに気づかれやすくなる」という逆効果にもなりかねません。
目立たないことだけに気をとられた結果、薄暗い姿を作り出してしまっては、せっかくのあなたの魅力がくすんで見えにくくなり、意図せずネガティブなイメージが生まれてしまいます。 いわば夜の薄暗いところで人が立っていたら、どんな人でも無意識に身構えてしまう、そのようなものです。
むしろ「ギラギラ・キラキラしたもの」を身にまとうことで、あなたにとって「気になる部分」を見えにくくバランスをとりやすくなるのです。 身近な例でいうと「自撮り」です。 どんな表情をしていても、まぶしい光の中で撮った写真は、暗い中で撮った写真よりもポジティブな印象を生み出します。 日陰に咲く花にも光が必要であるように、あなたも輝きを味方につけるメリットがあるのです。
応用しやすい「シルバーやゴールド」を取り入れてみよう
私はこれまで自身の経験をもとに、顔や髪だけでなく「全身のトータルメイク」のレッスンを多くの方に受講いただいてきました。
その経験から断言しますが、特に「お顔やヘアのメイク」を整えれば整えるほど、顔立ちに合わせてファッションも華やかにしていかないとつり合いが取れなくなってしまいます。メイクレッスンでも、メイク後に着てきた洋服と顔がチグハグになることがあります。たとえば、メンズやユニセックスな服が浮いて見えて、華やかなワンピースの方が似合ってしまうような。
ですが、ご安心ください。 ここでは、あなたのペースで進められる「失敗しにくい方法」のひとつをご紹介してまいります。
私のおすすめは、ずばりシルバーかゴールドを、足元か鞄に取り入れることです。
こちらは私の写真です。カバン(Paco Rabanne)はシルバーです。
こちらも私の写真です。カバン(Maison Margiela)は同じくシルバーです。
カバン単体で見ると、どちらも女らしさを感じないかもしれません。Lady DIORや地雷系女子が持っているMaison de FLEURのようにそれだけで女子女子したカバンではないですからね。でも、ファッションコーディネートで見ると、女性らしいアクセントになっていませんか?
「強いキラキラ」が不安な人は まず「パール系」からスタート
シルバーやゴールドはワンポイントでもしっかりとした輝きを放ちます。 そのため「いきなりはちょっと不安」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。 いくら輝いているとはいえ、まぶしすぎるのも悩ましいですね。
そういった方には「ホワイトパール」や「フェイクパール」のような白系の淡い輝きからスタートするのもオススメです。
こちらはワンピースだけだとネイビー、黒主体で地味ですがフェイクパールで彩られた白いカバン(MM6 by Maison Margiela)があることで華やかさが生まれています。
こちらは黒いカバンと合わせた例です。こうして比べてみると、「悪くはないけど無難、ただ地味さもある」と感じやすいかもしれませんね。
皆さんもぜひ「キラキラ」を味方につけたファッションを試してみませんか?
「もっと詳しく聞きたい!」「でも、ひとりだと不安」という方は、いちど「乙女塾」へお問合せください。 受講いただいた方には、私の実体験や今までのレッスンの経験を踏まえ、あなたにピッタリのメイクを見つけ出せるようお手伝いをいたします!