みなさんメタバースって言葉を聞いた事がありますか?メタバースの中には、バーチャル空間に「アバター」という自分の分身を参加させて、そこで出会った人と会話したり、お買い物したりする新しい空間が広がっています。
メタバースの空間では、好きな性別で、好きな格好で、好きな年齢で過ごす事ができます。Vtuberで一時期話題になった男性の「バ美肉(バーチャル美少女肉体)」もここでは当たり前です。
そんなメタバースのように、自分の好きな格好を、いろいろ着替えてみて、どれが似合うかリアルでやってみたいとは思いませんか? そんな夢を実現できるイベントが原宿でやってたので、参加してきました。
イベントの名前は、『BE YOURSELF』(「なりたい自分になろう!」)です。
BE YOURSELFに行ってきた
Metadream株式会社が提供するメタバースSNS「Bondee」の学生インターンシップBondeeshipが2023年7月28日(金)から7月30日(日)の3日間に開催した、SDGsの「ジェンダー平等」をテーマにしたイベントでした。
「Bondee」は、登録時に性別を聞かれない、アバターのキャラクターやコスチュームに性別の区別がなく整理してあるなど、メタバースの設計時点から、ジェンダーフリーをコンセプトにしています。
いわゆるVRゴーグルかぶって3D空間を漂うようなものじゃなくて、ゲームソフトの「あつまれ動物の森」みたいな懐かしいドット絵の世界です。ギターを背負ったわたしもいるし、どこかにはさつきさんもいるかもしれません。それが、そのまま現実世界の原宿にやってきたような形になっていました。
(わたしのアバター)
乙女塾メンバーは、時間を見つけて日替わりで参加して、いろんな服を着てみました。
ここでは、「恥ずかしいからワンピースを着ることができない」とか、「スカートを履いてみたいけれど怖いな」というような不安はありません。サイズ展開も広く、結構大柄な人でもきれるレディースの服も置いてあります。なんと500アイテム以上の様々なブランドやジャンルの衣装があったそうです。
一人何着でも着替えることができて、お気に入りのコーデはチェキをとってもらうことが出来ます。わたしは、普段からワンピースばっかりなので、意外とストリート系のジャージでボーイッシュなストリート系な格好をしてみました。
友達は、韓国風ファッションのミニスカートにチャレンジしてみて恥ずかしそうにしていましたが、みんなから「可愛い」って絶賛されてました。
(顔がわからない写真で失礼します)
ファッションとジェンダーの区切り
この空間にくると、「なんで服装に性別の区切りがあるんだろう?」って、素朴な疑問が頭に浮かびました。
セミナーや交流会も開かれていましたが、セミナーでは、ピンクのブーツにピンクのヘアーを売りにしてるメンズモデルさんが、ピンクにこだわる事を話されていました。ファッションエディターの人が、まだ売り場ではメンズ、レディースと分かれているけど、もう生産の現場ではそんな区別はなくなりつつあるんだよって話をしてくれました。
NAOさんがよくパリコレではファッションはボーダーレスになっていて、「元から服好きの人たちはジェンダーの区別なく着ていたんだよ」といった話を思い出しました。
イベント自体は、大学生のインターンシップによるイベントだったので、学園祭特有の緩さがあって、最初は戸惑ったのですが、慣れてくるとスタッフとも仲良くなりました。全くジェンダーを意識していない若い子たちと触れ合うと、時代は変わりつつあるんだなと思ったのでした。