「トランスジェンダーのカミングアウト」を題材にしたスタバのミニドラマが感動的

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    乙女塾

みなさんは「カミングアウト」をしたことがありますか? ここでいう「カミングアウト」とは、出生や性自認、病状をはじめとして「今まで打ち明けられずにいた『自分自身の奥底にある特性やアイデンティティ』を、目の前の相手に告白すること」をいいます。もちろん、「カミングアウトする・しない」は、当事者本人の判断です。

特にトランスジェンダーの女性は、髪の毛を長くのばし、ホルモン治療を続けることで、見た目に大きな変化が起こることが多いため「カミングアウト」はなかなか避けては通れないものかもしれません。

カミングアウトは友達や職場、親などが相手となることが多いのですが、なかでも親へのカミングアウト、とくに「父親へのカミングアウト」は一筋縄ではいかない難しさがあると考えています。

わたしの父親はすでに他界していたので、トランスジェンダーであると打ち明けることができませんでした。 いっぽうで母親へのカミングアウトであっても、かなりの勇気が必要だったことを今でも覚えています。

そんな「トランス女性のカミングアウト」を題材としたミニドラマが、スターバックスによって公開されました。 このミニドラマは「スターバックスのお店を舞台に、主人公である娘が両親にカミングアウトする」というもの。

おそらく待ち合わせしていたであろう両親が待つ店内に、綺麗になった娘がやってくる。娘のカミングアウトを自然に受け入れる母、葛藤する表情を見せながらも、最後にはちゃんと受け入れる父。当事者である私の視点から見ても、とても真に迫ったリアリティがあって、思わず目頭が熱くなる思いでした。

スターバックスは2020年にもトランスジェンダー男性が登場するCMを作り賞賛をされていました。

当事者のみなさんがこんな理解のある親へのカミングアウト(親カム)ができることを祈って、6月のプライド月間をいっしょに楽しみましょうね。

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