メイクレッスン
「なりたい自分になって世界を歩いてみませんか？」
メイクというと「難しそう」「自分にできるかな？」と不安に思う方が多いかもしれません。
いざメイクをしてみたら「思ったよりも濃くなってしまった」「イメージと違う」と失敗した経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、本当はメイクって楽しいものです。しかも、そう難しいものではありません。声や仕草が成熟するまでに時間がかかってしまうのに対して、メイクは比較的早く技術を身につけやすいです。
初心者からすでに女性として生活している人、女性、中性的になりたい人、女装をされる方、コスプレイヤーなど幅広い層がメイクレッスンを受講されています。
メイクを通じて、なりたい自分をみつける旅に出ませんか？
メイクレッスンのコツメイクにはたくさんの種類がある。
メイクで失敗体験のある人の多くが「若い女の子向けのメイク」を知らず知らずに参考にしています。
10代後半、20代前半の女の子のメイクは基本的に平たい顔を立体的に、子供の顔を大人っぽい顔にすることが主眼です。これは（若いうちは）大人っぽい女性になりたいと思う方が多いことが理由として挙げられます。
ところが、すでに大人だったり、立体的な方だったらどうでしょう？何となく合わないのが想像できると思います。
一方で40代以降の雑誌では「皺をいかしたナチュラルメイク」や「若く見える」メイクが取り上げられています。しかし、女性らしい容姿を望まれている方の中で、初めからそうしたところに視点がいく方は少ないかもしれません。
「メイク」と一言で表しても、それは時と場所が変われば全く違うものになります。例えば、普段の日常生活や、お仕事をされる職場、パーティなどの華やかな場などでも、それぞれメイクが違うということは、何となく分かりやすいかと思われます。ギャルやキャバ嬢と女子高校生、OLでは求められるメイクが違うのは何となくわかると思います。
顔が１人１人違うように１人１人にあったメイク方法は異なります。では、男性として生まれた場合のメイク方法は、一体どうすれば良いのか。それは「自分の顔の特徴を熟知してメイクを考える視点を持つ」ということがヒントになります。
よく言われるのが眉骨、頬骨の張り出し、求心的な顔立ち、頬のコケ、骨格の強さなどです。しかし、メイクレッスンをしていると男性として生まれたからといっても、必ずすべてが男性的なパーツをしているわけではありません。近年は以前よりも顔立ちの男女差がないように思えます。「男性に生まれたから」とか「トランスジェンダー」だからと構える前に、なおさら１人１人にあったメイク方法を知ることが大切です。
メイクレッスンのコツ：メイクアイテムが買えるようになる！
メイクレッスンの特徴は「手ぶら」で通えるというところです。（※新型コロナウィルスの影響で一部異なる場合がございます）
化粧品はもちろん、使い手捨てのコットン、メイクアップスポンジ、個包装の綿棒、メイク落としといった衛生用品から3種類の鏡を用意。女優鏡、拡大鏡、ダンス用の全身鏡をご用意しております。
メイクレッスンでは最初の３、４回で時代や性別、年齢などを問わない「基礎的なフルメイク」の習得を目指します。
（乙女塾名古屋遠征時のテキストより）
また、メイクアップと表現するとアーティスティックな面が注目されがちですが、実は「理系的な部分」と「アートの部分」の掛け合わせで出来ています。何故そのファンデーションなのか、何故そのアイシャドウなのか、と化学的な解説も行います。そして、ご自身でドラッグストアや百貨店などでも化粧品が買えるようになることを目標としています。
また、乙女塾で使われている化粧品は毎月入れ替わります。またメイク道具は講師が独自に選別した物を揃えております。試してみたよかった化粧品を一緒に近くのショップに買いに行くことも可能です。「メイク用品が買えない」「わからない」といった悩みを、次第に減らしていくことが狙いです。
ドラッグストアやデパートに行くのが楽しみになりますように。
メイクレッスンのコツ：街で女の子として認識されるように
基礎的なフルメイクができるようになったら、次は気を付けるべきポイントを押さえたメイクをしていきます。
多くの方が最初にハードルに感じることは「外出」です。
「男だと思われたらどうしよう」
「電車で視線を集めてしまった」
そんな時のために、まずは外見の部分から対策していきましょう。
つまり、他人から見て「女性として認識される」ようにしていきます。
女装サロンや普通のヘアメイクのお店と何が違うの？
女装サロンは多くが「写真撮影」をメインとしており写真で“盛る”ためのメイクをしています。写真ではメイクは飛んでしまうので濃く塗らなければなりません。また、加工編集まで含めた奇跡の1枚を撮るための場です。「可愛い」写真を撮るためにはメイクが少し濃いし、非日常的となる必要があるのです。なので女装サロンに行ったんだけど「ちょっと濃くて自分の狙いと違った」「自分で再現できない」という声もききます。
一方、街にあるようなサロンでの普通のヘアメイクでは、特別なメイクはしません。今ある持ち味を生かすことが多いですし、特別な技は使いません。ただ、色と形を少し整える作業です。今度は、「何も変わらなかった」「つけているのかわからない」ということをよく生徒さんからききます。
メイクレッスンではそうした皆さんの声を聴くところから始まります。「パスをすること」「可愛い」「綺麗」といったワードから自分の優先度を選んでもらいます。それに合わせたテイストに沿ったメイクをしていきます。（ないという場合は一緒に見つけていきましょう）
乙女塾のメイクレッスンでは最終的になりたい方向性を探し色んなメイクのチャレンジをしてもらいます。例えば釣り目をたれ目にする、目と目の距離を近づける、顔を短く見せる、シャープにかっこよく見せる、涙袋を偽装するといったことを通じてどの自分ならば自信が持てるのか、心地よいのかを一緒に探しましょう。
メイクレッスンの流れ
乙女塾のメイクレッスンでは、半分のお顔は講師が行います。受講される方は反対側をご自身で行なって頂きます。
メイク完成後に時間がある場合は、簡単なヘアセットのサービスもあります。ちょっとだけ美容院に行ったような気分も味わって頂けます。
メイクレッスンというと前時代的な格式ばったメイクをされてしまうと思われる方いらっしゃるようです。ですがメイクは時代と共にルールもトレンドも変わっていきます。メイク講師のNAOは常に研究を行なっており、最新のメイクの情報を手に入れています。
メイクレッスンの概要
所要時間
80～90分。最初のうちは90分かかることが多いです。
価格
11,000円（税込）/回
持ち物（推奨）
・飲料水
・タオル
・お手持ちのメイク道具（ご自身に合っているかどうかチェックさせて頂きます）
※道具をお持ちでない方への貸し出し、サンプルのご提供なども行なっております（感染症対策により、一部制限が有ります）
その他
録音、録画などもOKです。自身の振り返り用にご活用下さい
レッスン形式
マンツーマン
家で練習したい！
希望者にはメイクレッスンのテキストpdfを配布しております。また、テキストの内容はwebサイトにも随時掲載されます。
（乙女塾のメイクテキストBASIC編より）
パーソナルカラーを知りたい
パーソナルカラーに関しましては現在は90分以内に収まる簡易バージョンのみお受けしております。小さな布と化粧品を用意しながら、実際に簡単な診断とメイクを試してもらうことが主眼になっています。その分、他の場所よりもお安く受けて頂くことが可能です。
よくあるご質問
Q.どんな人が受講しておりますか？
A.10代前半〜70代前半と幅が広いです。またボリュームゾーンは20代前半の学生層と、45才以上の方です。
Q.他の人と一緒にメイクをしたくありません
A.マンツーマンのレッスンが基本となりますので、ご安心ください。プライベートな空間でレッスンを楽しんで頂けます。
（乙女塾メイクアップルームの様子）
Q.友達やパートナーと一緒にメイクをしたい！
A.感染症対策の兼ね合いがあり現在はできればおひとりでの受講をおススメしております。どうしてもという場合は事前にご相談頂けますと幸いです。
Q.メイクをしたことがありませんが大丈夫ですか？
A.全く問題ありません。基礎からフルメイクを学んでいきましょう。
Q.メイク道具を持っていませんが大丈夫ですか？
A.メイク道具の貸出し、およびサンプルの提供をしております。貸出メイク用品は安価なのもの（プチプラコスメ）から、ハイブランド品まで多数取りそろえております。
Q.女性ですがメイクレッスンを受けてみたいです。
A.大歓迎です。生まれながらの女性の方でもジェンダーに縛られず、自分らしさを表現したいという方にもオススメです。また「性別を超えてみたい」という方から、単純に「印象を変えてみたい」方もいらっしゃいます。
また、髪を一時的に生やす、髭を生やすなど独自の技術も揃えております。何でもご相談ください。
(男装メイクレッスンの風景 webメディア 「she is」 掲載）
Q.メイクはできるのですが限界を感じています。自分の普段のメイクを見て欲しいです。
A.特にメイク経験者であればあるほど自分なりの癖もあるので最初はメイクの方法含めて見せていただけると幸いです。（すっぴんでお越しになって頂いても大丈夫です）
※レッスンの都合上、開始時に落として頂きます。ご了承頂けますと幸いです。
Q.ヘアアイロンを使ってみたい！髪を巻いてみたい
A.ヘアアイロンやヘアセットのレッスンも合わせて行っております。
講師について
メイク講師のNAOのスタートは3年間自宅で様々なメイクを試したこと。生まれつき男性の方がいかに女性らしく街に溶け込めるか骨格や医学の知識までを持ち出し独自のメイク理論を考えました。後にメイクスクール、美容専門学校も卒業。あらゆる資格を取得しその理論が間違っていないことを裏付けます。
新宿二丁目の店舗で働いた経験があり、退店後は『女装・ニューハーフ プロパガンダ』というイベントでメイクブースを出展し西原さつきと初めて一緒に仕事をします。その他にも、女装、トランスジェンダーを受け入れているサロンや、イベントなどでメイクを多数行い2016年に乙女塾開設以降も活躍しています。
メッセージ：コンプレックスを解消して自信を持った自分に
よく著名なメイクアップアーティストの方々が「自分に自信を持とう」と仰っているのを耳にします。
「みんな良いところがあるから素のままの自分の魅力を見つけて」
「コンプレックスをあえて生かすメイクをしよう」そんな言葉がたくさん彩られています。
素晴らしい言葉だと思います。しかし、若い頃の自分には響きませんでした。
それは一体何故だろうかと、深く考えました。
その時に「自分の良いところなんて分からないし、コンプレックスだった男っぽいところ（髭や角ばった顔）や、細い目なんかを活かしたメイクなんてしたくないからだ」と気がつきました。
私は、男っぽい部分やコンプレックスの全てを消して、新しい自分になりたかったのです。
そんな私の経験をふまえて、メイクレッスンでは「変化する方法」もお伝えします。一体どうすれば、どういう印象になるのか。かっこい、かわいい、キレイ、セクシー……あなたが自信を持てる “新しい自分” を見つけてください。
その中で一つでも、自信を持てる顔が見つかればしめたものです。
自信が少しでもついたら街に出てください。少しずつ新しい世界を楽しんでください。
「自分には、こんな良いところがあったんだ。こんな自分もいいなぁ」
「今まで気にしていたコンプレックスも、愛らしくなってきた」
気が付いたら素の自分も好きになっています。
メイクは自己肯定感を高めるお手伝いと考えています。
