一般の人が勘違いするトランスジェンダーへの謎の気遣い7選

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知人や親しい人にトランスジェンダーやLGBTであることをカミングアウトすることはとても勇気のいることです。

そして、カミングアウトすると「変な気遣い」や「思い違い」を感じることがあります。一般の人目線から見たトランスジェンダーの勘違いをまとめてみました。

美容やメイクに詳しいと思っている

おネェ系芸能人の影響からからトランスジェンダー=女子力が高いという思い込みがあって、メイクや美容に詳しいと思われることがあります。

しかし、多くのトランスジェンダーは詳しくないどころか、さほどメイクや美容に興味がないということも珍しくありません。

性自認が女子=女子力が高いわけでも、女の子らしいことが好きなわけでもないんですよね。

男らしいことやっていたじゃんと言われる

スポーツ系の部活だったり、男らしい趣味だったり「男らしいことをやっていたので気が付かなった」と言う意見が一定数あります。

女の子だってスポーツの部活があるのに…。文化系やお人形遊び、おままごとに興味を示すのがトランスジェンダーという思い込みがあります。

亜種に「髪みじかかったじゃん」があります。全然そんなの感じさせなかったというわけですが、それは隠し通せたことへの誉め言葉なのか、気づかなかったというだけなのか…。

勝手にいけるか・いけないか判別される

女の子らしいことを評価してくれるのはありがたい。

だけど「付き合える」とか「キスできる」とかそうしたことを言う人多いですよね。

誰もお前に判定されたくない。当事者側としては「謎の上から目線」来たなと感じてしまいます。

「女の子にもてたのにもったいない」という人もいます。でも、恋愛対象が女性と言う方も多いですよね。

無駄に笑顔

これもテレビの影響からかとにかく笑ってあげたほうが良いと感じている方も多いですね。気遣いの笑い、気にしていないふりの笑顔もあれば、受けてあげたほうが良いのだろうという謎の気遣いも。その笑いが欲しいのは芸人や芸能人だからですよ。

綺麗・可愛くなることに貪欲だと思っている

女の子全員が綺麗・可愛くなりたいとか痩せたいとか思っているわけではありません。大した努力をせず可愛くなるならそりゃ誰だってなりたいけれど、何事にもお金と時間と努力が必要です。

ただ、ありのままの自分を認めて欲しいだけ、というトランスジェンダーも多いです。

おネェ系と勘違いされる

LGBTQまとめていっしょくたに勘違いされること多いですよね。ゲイとトランスジェンダーの違いを説明するのって意外と大変。

喋りがうまいわけでも踊り上手でも恋愛上手でもありません!

そもそもゲイのイメージだってそれはテレビが作り上げた偶像じゃないのかな。

身体の状態を聞かれる

どこまで工事したの?もうとったの?とか。

いやいやいや。仮に、交通事故で男性器を失ったとか、病気で乳を失ったとかそういう人に同じこと聞けますか?と。

無関心じゃなくて興味を持ってくれるってことなのでしょうが、嫌っていう人が多いです。

まとめ

一般の人が理解しようとしてくれるのは嬉しい。でも、トランスジェンダー当事者にきくと、そっとしておいてほしいとか、認めて欲しい、と言う方が多いです。

確かにテレビやメディアに出るのは綺麗だったり、派手だったり何か特技がある人たち。でも、「埋没」と言う言葉がある通りひっそりと一般人として生きたい、そんな人たちの方が多いです。

人間なんだからトランスジェンダーといってもいろんな人がいます。男性、女性の中にいろんな人たちがいるのと一緒ですよね。理解が進んでいきやすい世の中になるといいですね。

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