世界で活躍するトランスジェンダーモデル6選

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先日、とある雑誌を見ていて驚きました。そこには今トランスジェンダーのモデルが熱いというような記事があったのです。その取り上げ方が良いかどうかはさておき、現在はmtf(ftm)トランスジェンダーのモデルがファッションの世界で活躍しています。

時にmtfトランスジェンダーが悩みがちな立体的な顔立ちも、高身長もモデルにとっては大きな武器となります。そこで今回は世界のmtfトランスジェンダーモデルを紹介しましょう。

ヴァレンティナ・サンパイオ

ビクトリア・シークレットのモデルにトランスジェンダーで初めて抜擢されたのがブラジル出身のヴァレンティナ・サンパイオです。

同社のエド・ラゼック最高マーケティング責任者は言います。

「ショーにトランスセクシュアルを入れるべきではありませんか?いいえ、私たちはそうすべきではないと思います。何故かって?ファッションショーはファンタジーですからね」

すでにVogueブラジル版、ELLEなどの表紙を飾り20代前半にしてトップモデルの仲間入りを果たしています。

骨格を変えることはできにくいわけで下着メーカーのモデルがどれほど大変なことかはトランスジェンダーなら誰しもがわかると思います。

テディ・クインリヴァン

アメリカ出身で10代でルイ・ヴィトンに見いだされ、グッチなどのショーにも参加したトップモデルです。最初はトランスを公言していませんでした。

2017年にカムアウトして以降もメゾン・マルジェラのフレグランスライン、シャネルのビューティライン、レッドケンの顔になるなど精力的に仕事をこなしています。

彼女は『Instagram』でこう言います。

「自分の父親は私に暴力をふるい、『おかま』と罵られもした。」

「私はシャネルと仕事をする初めての公のトランスジェンダーの人間、自分のコミュニティを代表することへ本当に恐縮と誇りでいっぱい」

もし、化粧品を買いにシャネルの店舗に言ったらクインリヴァンの顔に注目してみてくださいね。

ハンター・シェーファー

アメリカのファッションモデル、女優、モデル、LGBT活動家です。

そのアンニュイさもある表情とは裏腹にDIOR、リック・オウエンス、メゾン・マルジェラ、ヘルムート・ラング、ERDEM、アン・ドゥムルメステールとばりばりのモード畑のブランドでモデルを経験、HBO局の『Euphoria』では主役にも抜擢され女優業をスタートしました。

ちなみにモデルをされたの私が好きなブランドばっかりです。自称二丁目で初めてアンやリックを着て出勤した人間としては非常に羨ましいです。

インディア・ムーア

TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた女優がインディア・ムーアです。トランスジェンダーを描いたドラマ『Pose』でエンジェル・エヴァンジェリスタ役を演じ注目を集めました。ちなみにこのドラマ、トランスジェンダー当事者が5名もレギュラーとして抜擢されています。トランスを描くならトランスを使う、というわけです。

エキゾチックな顔立ちはこれまでのモデルとまた違った美貌がありますね。ハイチ、ドミニカ、プエルトリコの血を引いているアメリカ人です。14歳で家出をして15歳でモデルデビュー、すぐにGUCCI,DIORとファッションモデルを経験しています。

アンドレア・ペジック

トランスジェンダーモデルと言えばこの人、ボスニア生まれでオーストリア人のアンドレイ・ペジックです。アンドレイ・ペジックとして2011年に男女両方のモデルをこなす“両性”の存在として登場し、ジャン=ポール・ゴルチエ、マーク・ジェイコブスでメンズ、レディース両方の洋服でモデルをしました。2013年にトランスジェンダーであることをカムアウトし、2014年にSRSを受け現在はアンドレアと名前も改名しています。

日本のユニクロでもモデルを務めたほか、VOGUE誌で初めてトランスジェンダーを公言したモデルとして表紙を飾りました。

マキシム・マグナス

17歳でメゾン・マルジェラ、ハウス・オブ・ホランドのランウェイを歩いたのがftmトランスジェンダーのフィン・ブキャナンです。その彼女がマキシム・マグナス、mtfトランスジェンダーのモデルです。

彼女は14歳でトランスジェンダーと気が付いたといいます。最初は同性愛者かと思ったがジェンダークリニックに母が連れて行ってくれたことがそのきっかけだったと言います。

ホルモン療法をすぐに開始、その後16歳で精子凍結のため一度ホルモンを辞めたといいます。17歳でSRSを決意も3年もの間待たなければなりませんでした。

彼女はいいます。「その瞬間、私はとてもショックを受けて恐ろしく感じた」

そしてSRSの手術も術後難航したそうです。それでも

「初めてメイクと家の外でドレスを着たとき、緊張した。しかし、結局、家族は私を愛し、そのまま受け入れてくれました」とかねてから周りの支えもあり、またフィン・ブキャナンとロンドンで出会えたことが飛躍につながったようです。

今回は6名のトランスジェンダーモデルを紹介しました。美しい彼女たちでも幼少期はいじめなどにあったり難航した様子がうかがえます。そのあたりは我々とあまり環境の違いがないのかもしれません。一方で、その苦境を脱して自らを武器に戦う姿は参考にしたいですね。

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