ヘアメイクから見てトランス女性の議論でなんか“もやる”こと

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私たちの所属している乙女塾はトランスジェンダー女性に対してどう思うか?という社会的問題、もしくはトランスヘイトに関して何かしらの声明を出すことはありません。ですが言わないだけで個々人ではそれぞれ違った考えはあります。

ヘアメイクとしてトランスジェンダー女性に対する議論を見ていてもやる瞬間を4つ取り上げます。

容姿の中傷(見た目が男、大きいなど)

トランスジェンダー女性を見て平気でつぶやかれるのが見た目が女性的でない、これは男性だ、大きい、ふくよかだなどというもの。

女性は従来の女性らしい可愛いやキレイを追求しなければならない強制力はないですよね。大きかったり、横に広かったりする女性だっています。

メイクは楽しんでやってもらいたいと思っています。社会的ルールに対応するあめの「義務感でのメイク」でメイクレッスンをすることというのがかつては生まれながらの女性に対しても少なくありませんでした。就職や就活などがその代表例です。でも、そんな就活、就職ですら現在は大きく変わっています。

それに多くのトランスジェンダー女性は外見的にわからないです。プロだから私は男女の違いを知っているだけで、とても普通の人はわかりません。

わかっていないから、客観的に見て「トランスジェンダー女性だと考えうる人」だけ叩かれるというのはルッキズム的に了見が狭すぎてもやります。その人がほんとうにトランスジェンダー女性かもわかりません。体格の良い女性かもしれません。

女装して犯罪を犯す男性と区別がつかない、という議論が最初にくること

トイレ問題などでよくあるのですが、「犯罪のために女装をして女性トイレに侵入する人と、トランスジェンダー女性」が区別がつかないという意見です。

犯罪のために女装するようなケースで女性的な見た目のケースというのはまずありません。そんなに甘くはないでしょう。ですから、メイクレッスンが乙女塾にあって、ヘアメイクをしているのです。

トランスジェンダー女性がいかに社会に溶け込もうとメイクやファッション、ヘアケアを努力しているのかを知ってほしいと考えています。

仮に容姿の区別がつかないとしても、犯罪の可能性が女性トイレを使うことを認めない理由にはならないと私は思っています。

例えば、万引きの可能性があるのでスーパーに物は置きません、殺人の可能性があるので包丁を売ることは許可されない、不正受給があるから助成金は出さないという暴論を聞かされたら「なんかおかしいな」と思いますよね。一部の例外的範疇は議論されるべきですが、それがストップされる”一番目の理由”にはならないでしょう。

もちろん、トランスジェンダー女性に女性トイレやお風呂をすべからく認めろというわけではありません。

私の友だちのトランスジェンダー女性は〇〇だ

第三者が「私の友だちのトランスジェンダー女性は●●」と語りだす文脈がありますが、もれなく「もやもや」です。

だいたい、女性に配慮してくれて、トイレや風呂、下着売り場など女性スペースには決して立ち寄らない、男性スペースを使っているという話なんですが、そもそも1例ですよね?

それに女性>トランスジェンダー女性というマウントから話始まってますよね。

自分の小さな周りの世界で全てを決めつけないでよ、という話。理解あるふから始まっているだけ質が悪いです。

俺も〇〇だったら女になっていたのかな

これは男性側の目線で多いのですが、自分はたまたま恋愛対象が女性で、スポーツや車、戦隊ものが好きだったから男性として何となく生きているが、恋愛対象が男でおままごとやお人形遊び、料理、メイクにひかれたら女性になっていたかもということです。

現実は、女性=おままごとやとお人形遊びいうわけでもなくて、トランスジェンダー女性で車や電車、スポーツに学生時代打ち込んでいた人はとても多いです。そして、恋愛対象も人それぞれです。もちろん、メイクが好きかどうかはトランスジェンダーであるかどうかと一切関係がありません。

似たような亜種に男性は黒、ネイビー、グレー、女性はピンク、ベージュ…みたいなカラーで色分けるもの、可愛いが好きだと女性的でかっこいいが好きだと男性もあります。

それだけ、趣味趣向、恋愛対象、色合いなどには男・女というカラーがまだまだあるということなのですが、メイクをしていてもやっぱり最初は「色を使うこと」が怖くて無難な素肌に近い色、淡いピンクやオレンジを選びがちという弊害につながっているのかなと感じます。

 

メイクとしてはやっぱりいろんな可能性を知ってほしいし、いろいろ試してほしいので男とか女とかトランスとかルックスがどうとか考えるより前に「自分が好きなもの」でメイクをしてほしい「メイクを好きになってほしい」と思っています。

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